自然治癒力を高めて脱ステロイド・脱保湿剤を目指しましょう

アトピー治療の最終目標は自然治癒
アトピー性皮膚炎でお悩みの方はステロイドに頼っている人も多いでしょう。 しかし、ステロイドに頼っている間は、アトピーは治りません。 人間の肌は清潔な状態であれば、基本的にステロイドも保湿剤も必要ないのです。
アトピーにおけるステロイドだけでなく、乾燥肌や敏感肌など、保湿剤に頼らなければならない肌の状態は「異常」です。
徐々にステロイド・保湿剤の量を減らし自然治癒力を高めていきましょう。
アトピー改善のための4カ条

脱ステロイドまで以下の3カ条を守りましょう
- 体を常に清潔に保ち、傷をつけない
- ステロイドは短期集中で、ダラダラ使用し続けない
- 脱ステロイド後、赤みが取れるまで、しばらくの期間は保湿しない
- 保湿剤はジェルか化粧水(非軟膏)を使用して、徐々に減らしていく
体を常に清潔に保ち、傷をつけない
夜のお風呂と朝のシャワー
できれば、1日2回、体を洗いましょう。寝ている時に多くの汗を掻き、細菌が体に付着しますので、夜のお風呂以外に、朝のシャワーをお勧めします。
タオルや手で肌をこすらない
お風呂で体を洗う際には、タオルを使うのは良くありません。タオルを使って洗うと、体に目に見えない細かな傷ができてしまいます。 また、手でゴシゴシ洗うのも、良くありません。泡の弾力で優しく洗いましょう。
石鹸は無添加で泡立ちの良いものを
石鹸は薬用ではない、低刺激の無添加石鹸で、なおかつ泡の弾力で洗えるほどのキメの細かい泡の立つものを選ぶようにしましょう。 通常のボディソープよりも、刺激の少ない女性用洗顔石鹸や子供用石鹸の使用をお勧めします。
以下に、泡立ちの良い無添加石鹸の例を挙げておきますので、参考にしてみてください。
![]() おススメです タナカミネラルソープ ![]() |
![]() 竹翆園の緑茶石けん ![]() |
![]() つかってみんしゃいよか石けん |
※ 体に合わない場合はすぐに使用を中止し、お医者さんに相談してみてください。
ステロイドは短期集中で、ダラダラ使用し続けない
ステロイドは1日3回の超短期集中
ステロイドは長々と使用し続けると、徐々に効きが悪くなり、さらに強いステロイドを求めるという依存症になってしまう可能性があります。短期集中で使用して、保湿剤へ切り替えていきましょう。
塗りなおす時はいったんふき取ってから
1日3回の塗りなおしを行う際は、いったん先に塗ったステロイドをキレイにふき取ってから塗りましょう。先に塗った部分に汚れが付いてしまっているので、そこへ上塗りしても効果は半減してしまします。
石鹸と水で完全に洗い流すのがベストですが、洗顔ペーパーなどを使用してふき取ってもよいでしょう。とにかく清潔な肌に塗るよう心がけてください。
脱ステロイド後、赤みが取れるまで、しばらくの期間は保湿しない
保湿剤は赤みを持続させる
脱ステロイド後に、すぐに保湿剤に切り替えるのは実は良くありません。保湿剤は赤みを持続させてしまう可能性があるからです。
脱ステロイド後、かゆみが治まったあとのしばらくの期間は保湿ではなく、むしろ乾燥させるようにしましょう。肌が乾燥してカサカサ(酷い時はガビガビ)になるでしょうが、気にせず一切なにも塗らないでください。 2~3ヶ月ほどすれば、つるつるの肌に戻ります。
肌の赤みが無くなり、触ったときの肌の感触がステロイドを使用していた時より徐々に柔らかくなってきたと感じたら、保湿剤を使用するようにします。
保湿剤はジェルか化粧水(非軟膏)を使用して、徐々に減らしていく

自己治癒力が低い間は保湿剤で保湿
自己治癒力が低いうちは、肌がつるつるに戻ったとしても、すぐに再発する可能性が高いです。自己治癒力が高まるまで段階を踏むために保湿剤を使用しましょう。 ただし、前述したように脱ステロイド後は、しばらくの間は乾燥させる時期が必要です。肌の赤みが取れてきてから保湿剤を使用するようにしてください。
保湿剤は化粧水やジェルなどのサラッとした肌触りのものを使用してください。 ワセリンや馬油のような軟膏は汚れが付着しやすく、むしろアトピーを悪化させる原因となる可能性があります。
以下に、お勧めの保湿剤を挙げておきますので、参考にしてみてください。
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![]() カオラ キュティス フェイシャルエッセンスコンクPLA ![]() |
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※ 体に合わない場合はすぐに使用を中止し、お医者さんに相談してみてください。
保湿剤も1日3回。塗りなおす時はいったんふき取ってから
保湿剤も1日3回の塗りなおしを行います、ステロイドと同様に、いったん先に塗った保湿剤をキレイにふき取ってから塗りましょう。
脱保湿剤まで

保湿剤を減らしていく際は、保湿剤の量ではなく、塗る面積を参考にしてみましょう。 関節や過去に患部として酷かった部分を中心に面積をせばめるようにしていきます。
また、症状が和らいでいる時期は特に油断しやすいので、とにかく体を清潔にし、掻かないように注意が必要です。